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BLOG 2020.04.20
納戸の造作の始まり@佐伯町の家
佐伯町の家は、母屋と別棟、
それらをつなげる回廊及び濡縁から構成されています。
お施主様よりは、
当初から平屋を希望されていた関係で
それに見合った十分な広さをもつ敷地を弊社から提案させていただきました。
その80坪の平らな土地に対して
単純なひとつの矩形建物ではなく、複数の建物を相互につなげた構成をとることで
ある程度 平面的なボリュームを持ったものを提案したいと思ったんですね。
当初は、ゲストルーム等の用途として考えていましたが
施主(旦那様)の趣味部屋として作りこみをしていくことに決まりました。
さて、その納戸の造作について。
仕上がってから、動線をイメージいただかないと
説明が難しいのですが
全部で4畳半程度の床を、さらに2分割、
土足を前提としたタイル面と、靴を脱いでの作業スペース(木製フローリング面)とし
2つの床面の間に、機能上必要とされる最低限の段差を設けました。
前置きが超長くなりましたが、この写真は、
その床のタイル貼りの感じです。
そして、仕上がったところ。タイルは、サニタリーで用いたものと同じですが
このくらいの大きさの空間だとやはり鏡面ぴかぴか素材感がマッチするような気がしますね。
フローリング面は、養生しているので分かりづらいですが
タイル面は土足のままアウトドア用品の出し入れできるよう、
段差の前で靴を脱いで、一段上がったフローリング面、机に向かうことができるようにしています。
これから、机等の造作に入っていきますが
この小さな空間に
アソビを詰め込んでいきたいと思っています。