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BLOG 2021.03.02
すべり出し窓の勝手について@柿の浦の家
2階の窓がたったったっと並んでいる感じです。
同じ大きさの縦すべり出し窓を並べています。
同じ大きさなんですが、注目いただくと
別々の方向に開いている=開き勝手が違うのが見て取れると思います。
これ、一応意図をもたせています。
縦すべり出し窓というのは、障子(ガラス部分)がスライドして外に開くので
障子に当たる風をキャッチできるため
引き違い窓等に比べると効率的に通風に寄与するんですね。
それでは、なぜ勝手方向を変えているか。
いろんな風方向に対応するため、というのがその理由。
基本的には日中は海のほうから、夜は山のほうから、等
1日の中で(季節によって)風の方向が変わることが多いのが普通ですよね。
まぁ、見た目的には揃っていたほうがキレイかもですが
ここらへんは設計者の個性が出てくるところかなと思います。
絶対こっちが正解、というレベルで差が出てくるものではないので。