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BLOG 2021.06.25
続:マグナム弾@大竹の家ーK
なぜ、玄関ひさしにこだわるか。
ひとことでいうと、シュッとさせたいからです。
また今回は敷地の間口限界まで建物を取っている関係上、
正面から見たとき、屋根(軒)は左右に伸ばせないので
なおさら、この庇だけは建物からできるだけ伸ばしてやりたいという思いもありました。
ちゃんと庇として機能するくらい、しっかり出幅を確保してやろうとすると
片持ちという構造上、在来工法だと見た目的にボリュームが出てしまうんです。
で、この玄関ひさし、ファサードを決定付けるんですね。
(もちろん、シャープな眉が好きな人がいる一方で
しっかりとした太い眉が好きな人もいるわけで、どちらが正しいということはありません。)
さて
この課題を解決するためには、
今回はこのマグナム弾を使用する
ピン工法を採用したわけです、
ピン工法は
在来工法の弱点(弱点になりやすい)の接合部(部材同士がくっつく箇所)を
補う工法で
大型木造建築で多く採用されています。
このマグナム弾、
在来工法でも、込み栓という似たような部材があります。
これだけ出幅があると、普通は
こういった感じで斜めに補強の部材が欲しいところでしょう。