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BLOG 2021.06.24
マグナム!!の弾?のような@大竹の家ーK
先日上棟を無事すませた大竹の家。
建物としては完全に総二階の切妻屋根、
2階リビングなんで、プラン的には一般的といえないまでも
建物の姿としては、ごくごくシンプルな形状をしています。
言葉というのは面白いもので
シンプル、ってどちらかというとポジティブな言葉ですよね?
でも普通に訳すと
[単純]ですからね。どちらかというとネガティブな言葉じゃないですか。
良く言っても「簡素」ぐらいでしょうか。
「総二階の切妻屋根(もっといえば片流れ)」という言葉だけ聞くと
大体のタテウリが、それと同じであるように
人によっては
手間(お金)が掛かっていない家、ととられる方もいらっしゃるかもしれません。
特に、年配の方の中にはそういうイメージをもたれる方が多いですかね。
なんで、保守的なファンが多い超大手ハウスメーカさん(住友林業とか積水ハウスとか)が
敷地条件や予算の都合で総二階のプランにせざるをえない場合
屋根だけは寄棟にされて体裁を整えているパターンをよくみます。
それでは果たして大竹の家ーK、「単純」な家なのか。
当然ですが、違います。
単純な姿であればあるほど
デザイン的な工夫や、手間を掛けてやることで
他とは違う、カッコ良い建物になるってことです。
さてさて、いつもどおり前置きが長くなりましたが
カッコ良い建物にするために
構造的な部分でこだわったところ。
それがここ。↑
玄関(ポーチ)の庇ですね。
この箇所で、ちょっといつもは使わない手法をとってみたのが
今回の話題です。
で、そこに使っている部材がこれです。
普通に知っている方であれば、何をとりたてて言うことか
思われる方もいるかもですが
このライフルの弾のようなものは、
ドリフトピンという、構造材同士をつなぐ部材で
在来工法では使わないものなんです。
で、長くなったので今日はここまで。