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BLOG 2023.02.27
続2:杉型枠コンクリート@地御前の家-S
ベストを尽くしました。
仕上がりについてはほぼ100点をつけたいと思っています。
柄については
結局、木の柄が転写されるんで
型枠に使う木をいろいろ変えてみると、また面白そうです。
今回、若干色がみどりっぽく見えますが、
次回同じ色にしようと思っても、たぶん難しいと思います。
節の有り無しについては、これはまぁ好みでしょうが
個人的には節アリのほうが、セパ痕がまぎれて(目立たなくて)
良いのでは、と思います。
いやぁ大変でしたが、、、何とか仕上がってひと安心。
もっと大きな塀とかこれで出来たら最高にカッコ良いでしょうね。
最後に、ちょこっとディテールを解説。
側面から見たとこですが
塀の天端、水平ではなくて、勾配がついている(斜めになっている)のが見て取れると思います。
表側(道路側)から、裏側(建物側)に向かって勾配がとってあるんですが
これは雨が降った時に
道路側(化粧面)に雨垂れができにくいよう勾配をとってあるんですね。
こんなこと、建築に関わる方にとっては
常識レベルのオサマリなわけですが
一般の方だと、
言われないと気づかないかもしれないポイントなのでは、と思います。
このブログでは
そういうとこ狙って解説していきたいなぁと、実は常々思っているわけです。
うまくいくかどうかはさておき、、
こういったディテールに込めた意図や思いがわかると
建築の面白さって、伝わっていくんじゃないかなと。。