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BLOG 2024.10.22

続:光のつよさ、弱さ

このお話はですね、
何だかよく分からないようなお話なんですが
いえづくり、建築を考えるとき
とてもとても大切なお話なんで
ちょっとつづけて解説を。
 
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これは、青葉台の家の吹き抜けに面した
おーきな窓です。2ヶ月くらい前に撮影したもの。
この窓から入ってくる光、
前回からの流れで言うと、
やわらかい光といえると思います。
この窓、実は
南側に面しているのですが
夏の南側に面した窓からは
北側に面した窓に期待されるような、やわらかい光をのぞむことができます。
それでは、おなじショット。
季節をかえて、、
 
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これは冬です。
どうです?
光の強さ、だいぶ強く感じませんかね?
 
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これだともっと、光が強調されて
「つよい光」に感じられるのでは無いでしょうか?
 

さて、
南側に窓をとることが一般的には望ましいとされる
理由がこれらの写真で説明されます。

 
夏場はやわかい光(光=熱を軒や庇でさえぎる)、
冬場はつよい光(光=熱を室内に取り込む)ことで
極力機械に頼らない環境となるわけです。
 
どんな光をのぞむかは、その人次第。
日の光よりも、照明のほうが良いって趣味の人もいるでしょう。
多様性の時代。
南側の窓が大正義ではない、ってことを
肝に銘じないといけませんね。