社長メッセージMessage

おそらく、多くの方にとって人生で一番大きなお買いものと
なるのが家づくりになるでしょう。
同時に多くの方にとって「家をだれに建てさせるか」という選択は、
最も悩ましい問題のひとつとなるでしょう。

なぜなら基本的には「家」は千差万別であるため、
カタログや定価というものがないためです。
また逆に言うと、千差万別でなければ良い家というものはあまり存在しない
ことになります。
私たち旭工務店が家づくりにおいて最も重視する点がそこにはあります。
建てる場所やお客様の 予算/価値観等 がそれぞれ異なるために、それらを反映させた家はこの世の中にひとつだけです。

したがって、「だれに建てさせるか」の判断基準のひとつは
お客様が頭に描く「こんな感じが理想」というイメージを的確に理解して、
信じて任せることができる業者かどうかになるかと考えます。

情報化された現代においても、建築という分野は専門用語が多く、とらえどころの難しい分野です。そのため
お客様の中には、自分のイメージを上手く言葉で伝えられずストレスを抱えてしまう方も多いのではないでしょうか。
「こんな感じにしたい！」というざっくりしたイメージでも、
お客様の条件の中で最適化し実現していくのが、建築のプロである私どもの仕事と考えています。

誰もがうらやむような豪邸、雑誌の表紙を飾るような派手な家、
周囲の雰囲気から浮いて悪目立ちするような家は、私たちが目指すものではありません。
「落ち着いて快適に過ごせることが一番、
ただ、どことなく洗練されていておしゃれな家。」
「終（つい）の住家として求められる、いつの時代も変わらない価値をもった家。
５０年経っても、カッコ良い家」
を理想としています。

また、省エネ/断熱性という機能上のキーワードが、住宅の付加価値として
関心を集める昨今ですが、そういう機能だけを追及した家を理想とするお客様は少ないのではないでしょうか。
もちろんお金をかければかけるほど、機能上のスペック（数値）は高くなりますが
そのために、本当にやりたいことをあきらめたくはないでしょう。
大事なことは、
私どもが住むこの地域では、どのくらいやっとけば安心なのか、
コスパ的にどのくらいが落としどころなのか、
ということだと私どもは考えます。

私どもは経産省に認定されたZEHビルダーです。
そして、長期優良住宅や低炭素住宅の認定取得等の実績もあります。
お客様の予算内で、「理想の家」と両立できる断熱等の最適仕様も
オーダーメイドで御提案させていただきます。

旭工務店は、廿日市市地御前に創業して40年になります。
これからの40年も、この場所で営業を続けます。
だれに建てさせるか、という冒頭の大きな問題に対する私たちのひとつの回答が、そこにあります。
家を建てられたときのご満足感はもちろんのこと、
建てたあとの40年も 私たちはこの場所におり、責任を果たします。

代表取締役 一級建築士
出羽健三