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BLOG 2019.12.16

家具製作の小細工@串戸の家

大工工事も佳境に入っている串戸の家ですが
現在家具製作に入っております。
これはビスケットと言われる接合部材を部材に仕込んでいるところ。
 
部材同士をつなげるために、大工によって色んなやり方があります。
うちの大工でも、もう少し凝った仕口をつくる場合がありますが
このビスケットを使う方法は、かなりスマートなやり方のひとつです。
家具製作にはこのような部材加工が伴うため、小細工が効かない大工さんだと対応できません。
 
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メーカーの既製品があるのは驚きましたが、さすがマキタ、ニッチな需要に応えてくれます。
 
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家具部材にビスケットの取り付け凹部を切り込んで、そこにビスケットを入れます。
昔はよく駄棒(ダボ)を使っていました。(今でも使いますが)
身近なところでは、大きなタンスの上部分と下部分がずれないように、ダボで仮止めしていることが多いですね。
仕組みはそれと一緒ですが、ビスケットはダボより接着面が大きくなるので、より強固につなげます。
 
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ブルーレイプレーヤーを収納するTVボードになりますが、ガラス建具を入れてシャープな感じで仕上げます。
 
意匠図
意匠図。