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BLOG 2019.12.24

コスト(ダウン)の積重ね@階段手すり

串戸の家は、玄関ホールの採光を効果的に行うため
階段に鉄骨手すりを採用したのですが
先週、鉄工所に部材発注を行ったところです。
 
さて、建物の予算というものは
積算で考えます。ひとつひとつの部材や諸経費の積み重ねで建物の予算は出来上がっていくんですね。
各工程に掛かる経費を削ること、建設会社のみなさまが努力をされていると思います。
 
その努めのひとつとして旭工務店では、鉄骨部材の内製化を行っています。
内製化といっても、旭工務店の中で実際に製作しているわけではありません。
通常ハウスメーカーや工務店では、鉄骨の階段手すりは
階段部材メーカー等(もしくはその代理店)に発注することが多いです。
現場調査から図面作成、部材加工、設置、一括して下請けに任せるわけです。
 
(ハウスメーカー) → (工務店) →(代理店)(階段メーカー) → 建築金物屋 → 鉄工所⇔塗装屋
 
別にこの方法が悪いわけではありませんが
関連(仲介)する会社が多いほど中間経費がかかり、お客様にとっては不利にみえることがあります。
先述の旭工務店での内製化とは上のフローの、代理店、階段メーカーと建築金物屋 を省略して
直接 鉄工所及び塗装屋に加工を依頼するということです。
うちの場合、そうすることで約3割(10万円くらい)安くすることができました。
 
ではなぜ皆このフローでやらないのでしょうか。
中間工程を省くと、多くの場合 設計/管理(部材加工図面作成等)を自分でやることになるからです。
旭工務店では、できる限り設計工程については内製化して
コストダウンをはかり、その浮いた分を、
他に家を良くする事柄に使って欲しいと考えています。
 
103 1階 ホール
@ヒロホーシェアハウス。
 
KAIDAN2
 
 
 
 
 
 

←串戸の家 手すり製作図面の一部。