BLOG 2020.01.10

シナベニヤ貼＠宮園の家

室内の壁や天井の仕上げについては
世の中でもっとも一般的なものがビニルクロス貼です。
コストや、施工（リフォーム時の貼代えや補修含む）の容易さが
その理由です。
仕上げ方法というものは、一番直接的に目にみえる箇所に影響しますので
ビニルクロスではなく、変わった方法を採ることを
PRポイントとされているハウスメーカーや工務店も多いですね。
 
旭工務店では、珪藻土塗り等の左官仕上げや、ペンキ塗り等塗装仕上げを
施すことがありますが、水廻り及び個室は、ビニルクロスを基本としています。
ビニルクロスの良いところは、冒頭に述べたこと以外に
色柄のバリエーションの豊富さがあげられます。
一般的に言うと、家づくりでお客様自身で純粋に（選べる）という事柄は
それほど多くはありません。ハウスメーカー等の規格住宅であればなおさらですし
仕上げ方法や材料の選択については、専門知識を前提とするものが多いからです。
なので、クロス選びが家作りで一番楽しかった、というお客様もおそらくいらっしゃることでしょう。
 
さてさて、前書きが長くなりましたが
宮園の家は、水廻り（トイレ脱衣所）以外は全て壁にシナベニヤ貼を行っています。
私どもは、和室の天井等一部をシナベニヤ貼することがありますが
今回のように全部屋シナベニヤ貼をさせていただくのは初めてです。
これは、
あとからDIYで化粧板を貼る、木の吸放湿作用、香りに魅力を感じるから
というお客様からの要望によるものです。
 
大工は大変ですが、仕上がりは楽しみですね。
 

 

 

洗面所等水廻りはこのように石膏ボード貼のうえ、ビニルクロスで仕上げます。