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BLOG 2020.09.03
テラスの屋根工事@扇園の家
扇園の家、ウッドデッキの上に
屋根をかける工事を始めました。
想像以上に、テラスからの出入りが多いので
屋根が欲しくなったのです。
とりあえず、柱たて。
木材料はすべて桧をつかっています。
まぁそれは好みもあるので特に言うことはありませんが
ご紹介すべきは、、
軒桁(手前側に見える横向きの材料/梁/ハリ)の受け材に特注の金物を使用しているところです。
向かって左側
桁(ケタ)のかたっぽは、柱一本立てていますよね。
そしたら
普通にいくと、反対側(右側)に柱がもう一本必要です。
しかし、
そこに柱があるのは、動線的にも見た目的にも面白くない。
ということで
既存の壁で梁を受けるための工夫をした、という流れですね。
壁で桁(ケタ)をうけるために、まぁ他の方法もあるのでしょうが
金物の特注(設計)をする、というのは
なかなかDIYでは難しいかも。。ということで
少しプロっぽいポイントになるでしょう。
そして、木の同じ材料で金物を隠してやると。。
一段とプロッぽい仕事になりました。
大工が、違う方向の材料(柱と梁、とか梁とタルキ、とか)をつなぐ、
くっつける、固定する、ための仕事を
仕口(シグチ)、とか仕口をつくる、と言います。
宮大工なんかはこの仕口を駆使して釘やビスなんかを全く使わずに
建物を組み上げていくんですね。
もちろん、これは金物を前提にしていますので
厳密に言うと仕口とは言えないのでしょうが
旭工務店的にはオリジナルの立派な仕口です。
こういうことへの考え方に
建築に対するスタンスとかポリシーというのは出てくるんじゃないかなぁと思います。
つづく。。