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BLOG 2020.11.26

つづき。左官仕上外壁の下地@柿の浦の家

外壁の構造の重要ポイント。
地味な話で、実際にモノをみないと理解しにくいかもですが
この構造(通気構造)をしっかりとれているかどうか、
は雨漏りするか、しないか、という
建物にとって、イチバン大事な性能に直結します。
なので、お客様には結構時間をとってもらって説明をすることが多い事柄です。
 
通気層
 
外壁の塗装の劣化やモルタルがヒビワレをすると
雨漏りをする、という風に不安がられる方が、世の中には多いことでしょう。
その不安をあおって、悪質な訪問業者が多数存在するわけですが、、。
 
もちろん、ヒビワレは少ないほうが良いし
塗装はキレイな方が良いわけですが
上記の、外壁の重要ポイントをしっかりおさえた構造で施工されていれば
(構造を理解いただければ、)
ちっとやそっとで、雨漏りという最悪な結果にならないことは
容易に想像できるんですね。
 
誤解を恐れず言ってしまえば
塗装やモルタルは、雨漏りに対する最終関門、ではありません。。
 
極論、塗装を全くしなくても
まず雨漏りはしません。
 
雨漏りしない家、
当たり前だのクラッカーですので
「うちの家は雨漏りしません、なぜなら~」
という風にPRされる業者さんは恐らくあまりいないでしょう。
 
それでは、なぜこんな小難しいことを私どもは
わざわざ説明させていただくか。
 
断熱性が~、とか無垢のフローリングが~、とか
そんなことよりも、
もっと大事なことを担保するメカニズムを
お客様にも理解いただくことが
ずーっとすみ続ける我が家への安心感につながることを
祈るからです。
 
(もちろん、断熱性やフローリング等の仕上げ材料も
大事なことですが、優先順位の問題ですね。)