BLOG 2022.07.26

続。建具屋の真骨頂

リビングの一角の収納コーナー。
見せ所があるのは、、ここ。
 

 
コンパクトな仏壇セットを設置予定の場所に取り付けた
（スライド引き込み）観音開き戸です。

 

 
お仏壇、基本的には普段開きっぱになることを想定しています。
閉めようと思えば閉められる。
そんなときは、こういう形状の扉が最適。開きっぱなしでも邪魔になりません。
 

 

 
美しくおさまっていますね。
フツウ、
下に収納、中をカウンターとして使って、上部（天袋）という構成の場合、、
上部の天袋は、カウンターより引っ込めるのが一般的です。
出幅がカウンターと一緒の場合、
カウンターを使用するときに、
何となく頭をぶつけそう（邪魔）になるのを嫌うためです。
 
今回出幅をカウンター（下部の収納）とそろえているのは
仏壇の開き戸を収納した際に
飛び出ないようにするため。
 
そういったデザインの意図があったんですが、
それを実際に実現するのには、、
結構シビアな現場での調整が求められたはず。
既製品の金物を現場加工したりしてくれたそうですが、、
ここらへんが建具職人の見せどこなんですねぇ。
 
おかげさまで緊張感≒格式のようなものが
すこし、感じられるようなデザインにすることができました。