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BLOG 2022.12.02
浮く棚@地御前の家-S
先日ちょっと触れた、施主に
金物を使ってくれるな、という要望を受けた棚です。
浮く棚、っていう名前だと一文字の棚板だけスッと表に出てくるようなデザインを
思い浮かべるかもしれませんが、
ちょっとそのイメージは裏切ります。
↓こんな感じ。
実質2段モノが置けるんで、お得になりました。
ポイントは、水色でマークしている箇所。
ここは背板に厚みのある無垢板を使っているんですが、
実はこの部材に右半分の荷重を負担させています。
見た目的な面白さと機能の両立って
説得力のあるデザインの前提条件のようなところがあると思っているので、
これは
けっこう気に入っているデザインパターンのひとつ。
もうちょっと深堀。
右と左、両方同じように背板で持たせたら強いんじゃない?って思うかたもいらっしゃるかもしれませんね。
でも、実際は左側のパートは背面が石膏ボードですよね。こちらは、袖壁で荷重を負担する構造になっています。
こういったアシメントリーなデザインって、まぁあまり好みじゃないかたもいらっしゃるかもしれませんが
袖壁と、棚板が取り付く面の仕上げの連続性を意識しているわけです。
まぁ、言葉で言ってもピンとこないと思いますんで、、
クロス貼ったときに
また触れたいと思います。