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BLOG 2023.02.17

杉型枠コンクリート塀@地御前の家-S

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地御前の家、外構工事が着々と進んでおりますが
玄関(ポーチ)の前、
何やら準備をしていますね。
 
先に答えから言うと、ここには塀が出来ます。
この塀をどんな風に作っていくかというと、
それがタイトルなわけです、
いわゆるコンクリートの打ちっ放しになるんですが
コンクリートを打つ型枠、、
これが普通の型枠ではなくて、、
 
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こういったものを使います。
杉の板、美しいですね・剥離材をしっかり塗布しています。
 
今回は
杉の柄をコンクリートに転写するため、こんな感じで杉の板を型枠に使うわけです。
この仕上げ方法は、モダン建築でしばしば脚光を浴びるもので
いつかやってみたいと思っていたことのひとつ。
身近なところでは、原爆資料館のピロティを支える大きなコンクリートの柱(及びスラブ底面)は同様の仕上げ方法になっています。
いつか近くにいくことがあれば是非みてみてください。
 
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こんな感じで立て込んで、、
 
IMG_3058
 
型枠はこれで完了。
あとは、、
 
IMG_3078
 
ポンプ車で、バサバサとコンクリートを充填。
 
IMG_3080

 
通常はコンクリートに突っ込むスティック状のバイブレータ(振動機)を使うんですが、、
今回は業者さんが外から型枠を振動させるタイプのバイブレータを使っていますね。
バイブレータを使用しないと
コンクリートが均一に充填できないんですが、
やりすぎると気泡等が出すぎてキレイに仕上がらないそうで
その塩梅は
もう職人の手に任せるしかありません。
 
途中、ポンプがつまったのか
コンクリートが出てこなくなり、、
もしかして足りん??っって一同焦りだす局面もありましたが、
無事に最後まで打設することができました。
 

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さて、、、、
仕上がりは後日紹介。