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BLOG 2023.03.03

木製フェンス@地御前の家-S

外構工事、最後の仕上げは
植栽コーナー、中庭テラスを囲うフェンスです。
 
IMG_3300

 

ちょっと、注目は、、
 
IMG_3307

 
ところどころ、目地(すきま)が大きくなっていますね。
これは、割りを調整するっていう意味が大きいんですが、、
「割り」っていうのはですね。
 
仮に 1,000 mm の高さの柱に 100mm の高さの板を張っていくとしたら、、
目地(隙間)を 11mm ずつあければ、だいたい9枚で割が合いそうですよね。(100×9+99=999)
でも実際には板の寸法もけっこうバラバラだったり、施工精度としてもミリ単位では難しい。
であれば、、9枚はやめておいて
8枚設定として、どこかの目地(すきま)をあらかじめ大きくするデザインにすることで
なんとなく上手くいきそうです。
専門用語なのかどうかわかりませんが、職人さんとかはよく「逃げをつくる」って表現したりします。

 
で、デザイン(視覚)的にもこの感じは面白かったりするんですが、
もっと大切なのは、、
 
IMG_3312

 
車や人が、こういった感じでメイン道路に合流するとき、、
下のほうの隙間から、向こうの視界が、多少なりとも確保されていますよね。
実際、メイン道路にいる軽トラがちょこっと見えています。
これ、
全部板で覆ったのと比べると、大きな違いになります。
 

あと、わかりやすいところでいくと、、
 
 
IMG_3309
 
エコキュートの室外機が設置されている箇所。
何のケアもしないより
はるかに省エネ効率に寄与することと思います。