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BLOG 2023.09.22

続-6改修工事@広島市内某工場

続きです。
いよいよ内装も仕上げ。床を貼っているところです。

 
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これは長尺シートといわれるビニル製の仕上げ材料。
弊社は住宅の脱衣室とかトイレとかに使用することが多いですが
店舗(ショッピングモールのテナント等)に
よく使われます。
一般的な住宅用のビニルシート(クッションフロア)に比べると耐久性が高く、
土足対応を可能としています。
マンションのベランダとかで似たようなものを見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
 

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こんな感じで同じ柄は何度も使ったことがあるんですが
こんだけ大きな面積になると
かなり印象が変わってきますね。
 
で、
こういった大面積に長尺シートを使うのは久しかったので
驚いたことがありまして、
 
というのも実は工法が進化していまして、
 
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この長尺シート、幅が1.8M なんです。
ということは、
1.8Mおきにジョイント(継ぎ目)ができるわけですが、、
どうでしょ?
ほとんど分かりませんよね??
 
ジョイント部分の拡大↓
 
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従来は、このジョイント箇所は
熱溶接という工法で留めていたんです。
熱溶接というのは、樹脂製の棒をジョイント箇所で溶かして
一体化させるという工法なんですが、
今回使用したのは、、
 
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こんな感じで特殊な接着剤を充填していく工法。
 

 
熱溶接工法で貼ったものが、同じ工場の他の箇所でみられたので
参考まで。
 
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比較すると、、接着剤を使用する工法のほうが圧倒的に見栄え良いことが
わかるかなと思います。
 
これはですね、正直
うれしい誤算でした。勉強不足なところもあるわけですが、、
いやぁ、近年の接着剤の進化は本当にすごいです。
 
仕上がった部屋をごらんください。
これは男子更衣室になります。
 

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ついでに、床仕上げ材料をもう一種類つかった箇所があるので
そちらも紹介しちゃいましょう。
 
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こちらは女子更衣室になるのですが
ここは靴を脱いでの使用。
タイルカーペットという材料になるのですが
これは、
オフィスの床なんかに使ったりしますかね。
50cm角の材料なので、傷んだり、汚れたりした場合
そこだけ交換できたり
OAフロア(床下に空間があり、そこに配線等がある)のような場合、
必要な箇所だけ手軽に剥がしてメンテが行えるといった利点のある材料。

 
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まぁ、住宅につかうことはあまり見たことはないですが
使い方次第ではtryしてみるのも面白いでしょうね。