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BLOG 2023.11.11
正解は、、??
専門家の間でも意見が分かれる議題ってのは
どういう業界でもあると思うのですが
今日は、そういった話題。
これ、何だかわかりますかね?
色々呼び方はありますが
ウェザーカバーとか、フードとかって呼ばれます。
換気扇のダクト(配管)が外壁を貫通する箇所から
雨が入らないようにする部材ですね。
で、何で二つ並べているかというと
この二つには違いがあり、
どっちを使うかってのが冒頭に述べた議題なんです。
表から見たら一緒ですが、、
片方は、金網がついていてもう一方は金網が付いていないんです・
さて、この金網付きと無し、どちらを使うのが正解かってのが
悩ましい問題なんです。
なぜ悩ましいか、という理由をご理解いただくために
もうちょっとどのような使われ方をするのか補足を。
こんな感じで換気扇によって室内の空気を吸い込んで、、
こんな感じで屋外に排気します。
ウェザーカバーは、空気の出口を雨から守っているわけです。
で、、
金網を何のために付けるかというと、
屋内への害虫の侵入を防ぐためなんですね。
じゃぁ、金網付き一択なのでは??
と思いますよね。
実際、必ず金網付きを選んでいる会社の方が多いのではないかなと思います。
でも、金網がついていることによる弊害もあるんです。
特に、キッチンの換気扇については
空気と一緒に油煙を排出する恐れがあり、
金網に付着すると埃等が絡んで目詰まりを起こす恐れがあるんですね。
また、24時間換気の場合常に排気をしているわけですから
虫は入ってこれないでしょ?っている考え方もある。
これはですね、、
どっちを選んでも正解の根拠はあるので
設計者の思想次第と言えると思います。
ちなみにうちがどういう風にやっているかというと、
ちょっと長くなったので
それはまた別の機会に。