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BLOG 2024.05.17

B/N 自慢のアプローチ@前空の家

B/N 2023.7.22.
割と新しめですが、自慢の〜アプローチ(動線)つながりで。
 
中庭をとったプランは、コートハウスとかって呼びますが
コートハウスのモデル的事例として
お客様にも紹介する物件となりました。
 

 
 
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クロスまとめ-2
 
前空のプラン、
中庭を囲うようL字型に配置したLDK等
特徴的なことはいくつか挙げられるのですが
一番の売りは、
ポーチを含む玄関~中庭~ダイニング、その向こう側の景色までの「抜け」と言えると思います。

 
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前空の家のプラン作り(いえづくり)は
それなりに紆余曲折あり、、この敷地にたどり着く前に
他候補地でプラン作りをしていた経緯があります。
前のプランでは、
2階からの眺望を活かすということを主眼に2FにLDKを配置し
そこ(LDK)に至るまでの
魅力的な土間空間がアプローチとなっていました。
現行のプランでは、
1FにLDKを配置するオーソドックスな形に落ち着きましたが
前つくりあげたコンセプトは、
何らかのかたちで継承したいねっていう話を施主としていたんですね。
で、、そういった流れでのプラン作りを
決定付けたことは
西側隣地が段落ちとなっており、なおかつ平屋建てということ。
 
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建物内部への入り口(玄関)からの視界が、
リビングのプライバシーと採光の両立のための 中庭を通して、

この西側スペースへ抜けていく、、
このアプローチを見つけ、
発想できたことがプラン作りの起点となったんですね。
以前のプランでの土間空間は、現行のプランでは
中庭という形に置き換わりましたが
より開放的な、良い変化になったと思います。
 

 
さて、「抜け」って建築の専門用語のような感じなんですが
要は、視界的に遠くが見えるところですね。
この抜けが上手く作用しているかどうかってのは
特に市街地での建物の良し悪しに直結するような気がします。
遮蔽物がなく、遠くが見える抜けがあるってのは
視界とともに、風も抜ける道になります。
 
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このお家に携わった職人さんの多くが、
良い風が抜けるねぇって、言ってくれるんですよね。