INTERVIEW

廿日市市 佐伯町S邸

念願の平屋!めっちゃカッコ良い家。

廿日市市 佐伯町S邸

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さてS様、この新しいお家での生活が始まって約3ヶ月、良いなと思う瞬間を教えてください。また、以前の住環境から今の家に変わることで、生活スタイルの変化があったら教えてください。

(奥様)私たちは以前は広島市内の賃貸マンションに住んでいました。
なので、周囲の環境の変化はすごく大きい。

自然は良い!笑。
朝起きて、寝室からリビングに向かうとき、
窓から鮮やかな緑が見える。
夜、デッキにでれば満天の星空に包み込まれる。
もともと、田舎の出身なので
こういう環境については
憧れていたというよりも、私にとっては落ち着く本来の場所なのかなぁと。
周囲の自然と一緒に、快適に過ごせる家をつくってもらったと思います。

(旦那様)
僕は、釣りが趣味なので
そのための部屋、動線を工夫してもらったことに大満足。
自然が好き、というより
BBQとか、外でやることが好きなので
当たり前だけど市内のマンションでは出来なかったことが
快適に出来る、やっぱこれが戸建て/注文住宅の良さなんでしょうね。

普段の生活で一番変わったのは、TVを習慣的に見なくなったこと。
前までは、家帰ったらとりあえずTVつけてましたし。

もちろん今でもTVは大好きなのですが
この家では、TVをつける回数が激減しました。
引越しにあわせて新しいTV買ったんですが。笑。
周りの環境の変化なんでしょうね。
窓をあけると鈴虫やコオロギの声、
稲穂がそよぐ音、川のセセラギ、最高のBGMがそこにあるので
退屈しません。
逆に、窓を閉め切ると静か過ぎてびびります。笑。

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窓が緑の風景を切り取り、日々の生活を彩る。

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インタビューに訪れたのは夕暮れ時、縁側からは稜線をバックに黄金の景色が広がっていました。

この場所(敷地)を私どもがご紹介差し上げたのは2018年11月のこと。

もう2年近く前なんですねぇ。家作り始まるまで、始まってから、
いろんな思い出があります。
私は、ずーっとその過程に立ち会わせていただき、この現場にも
居ましたので
大きな(派手な)感動こそありませんが、
こうやって、出来上がった家のダイニングに居らせていただいていると
落ち着いた、良い家になったなぁと本当に思います。

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2年前、更地だったときの現場風景。

さて、この場所をご紹介した時点では、
おそらく最初からこの場所に心を決めていたわけではないのではと思います。
「この場所で」という決心をされた経緯や思いをお聞かせください。

(奥様)実は私の場合、この場所を初めてみたときひとめで気に入った。
さきほどお話したよう、田舎暮らしはモトモトなので
そもそも市街地の密集感は、なじめなかった。
ただ、旦那にはあまり「ここにしよ!」っていうのは言わなかったですね。
私だけの思い、勢いに影響されずに
旦那には旦那自身の思いで決めて欲しかったから。

(旦那様)
僕はやはり初めて土地を見たときには、正直難しいかな、と思いました。
土地柄、不便なことも多いイメージでしたので。
本気になったのは、プレゼンテーション時に作ってもらった模型をみたとき。
正直、カッコ良くてしびれました。笑。
この場所に建つこの家、決心しましたね。
実際、二年前に提示いただいたこの模型の姿、カッコ良いイメージが
そのまま建物としてカタチになって、
いまここで生活している、という現実に
不思議な感動をおぼえています。

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ダークトーンの外壁、緑の風景に赤い屋根が映える。派手だけど不思議と派手ででない、周囲に馴染む建物になるよう試行錯誤を重ねた。

小さな模型が、大きな建物としてカタチになる。
同じように小さな図面から、建物が出来上がるのとは
別の種類の感動を、他のお客様もおぼえられてですね。
たぶん2次元の紙(図面)よりも、直感的に視覚に訴えるからでしょう。
さて
当初から、平屋が良い!という強い希望を承っていました。
平屋が絶対という前提条件で
土地探しを私どもで行い、この場所はかなり自信をもっておススメしました。
このお家のプラン上の大きな特徴は、母屋と別棟(離れの趣味部屋)という構成から建物が成っていること、
南方向に大きく間口をとった敷地条件を活かして、浴室や洗面、トイレ等の
通常北側に配置する水廻り(サニタリー)を南側に配置していることです。
旦那様のこだわりがつまった趣味部屋については、あとで詳しくお聞きするとして
サニタリーの使い勝手はどんなでしょう?
私どもが建てる家でも、やはり敷地条件からサニタリーは北側にとらざるを得ないケースがほとんどです。
南側に大胆に配置したトイレ、洗面室、浴室、洗濯室、の実際の感じは非常に興味があります。

(奥様)
もともと住んでたマンションは、洗面脱衣室に窓がなかった。
いまは、朝起きて洗面のためにサニタリーに入ると明るくて気持ち良い。
サニタリーの南側の大きな掃き出し窓を開けて、空気や光を入れることから
一日が始まります。
南側の明るい場所に、洗面洗濯トイレ等の水廻りが集中していると
作業効率も良いし
何より気持ちが良いな、と思います。
それに、日当たりや風通しが良いと
カビとかも生えにくそうなので安心ですね。

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寝室からサニタリーをのぞむ。日の光をうけて輝くタイルがアメニティを演出する。

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サニタリーから寝室をのぞむ。

お二人には家作り、長くにわたってお付き合い頂きました。
この家のカタチは、お二人も一緒に作り上げていただいたとも言えるでしょう。
工事中、足しげく現場見学をいただきましたが
旭工務店の現場の雰囲気はいかがでしたか?

(旦那様)現場におっての職人さんたち、いつものメンバーなんだな、という雰囲気が感じられて
安心感がありました。僕らの前でも、技術的なやりとりをガンガンするので
とても面白かったですし、細かなところもこだわってくれているんだなと実感しました。
一番印象に残っているのは、大工の棟梁が私たちに
「この軒裏(天井)の板貼、化粧柱や梁との取り合い、大変でしたが頑張りましたよ!」
と教えてくれたこと。
僕らには、どこが大変なのか、やっぱ言ってもらえないと分からないんですよね。
だから
今でもその部分を見るたびに
ここは大工さんが頑張ってくれたとこだ、とうれしくなります。
この家の一番のお気に入りのポイントのひとつになりました。
たぶん、現場で大工さんに直接言ってもらったからこその満足感かなと思います。

私どもの工務店としての誇り、または存在理由のひとつは
大工を筆頭として、良い職人しか使わないとお約束できることです。
ですので、今後一生、住まわれる施主に、現場で職人の仕事ぶりを見学いただけることはすごく嬉しいことです。
ただ、職人の仕事は一般の方が見学して、いつも面白いと感じられることばかりではありません。
私どもがホームページのblogで、職人の仕事を紹介させていただいたりするのは
その補足だったりするんですね。

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縁側に架かる深い庇は、屋根を支える柱梁をあらわしとし、軒裏には杉板を貼ることで、大工の仕事が直接感じられるつくりとした。

旦那様、、離れにあるこだわりの趣味部屋についてお聞かせください。

道具を洗う場所、手入れする場所、いじる場所、保管する場所が
母屋とは別の建物で確保いただいたのがすごくうれしいし、また便利だなぁと思っています。
マンションのときは、釣りの道具を家の中に持ち込むしかなかったので
いつも嫁に文句を言われていました。笑。


車で帰ってきて、遠慮なくガンガン道具を洗う、網やウェアなどの干したいものはその場で干せる、
竿等、保管したいものはその足で部屋に持ち込んで、趣味タイムが終了したら、母屋に帰る、と一連の行動が
めちゃスムーズに行えます。動線をしっかり考えて、工夫いただいたなぁと思っています。

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特注の物干金物など、こだわりぬいた洗い場。左手の回廊を通って趣味部屋に。回廊の入り口は道具を持ったまま出入りができるよう、スイングドアとした。

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4畳半程度の離れ。道具を持ったまま土足で部屋に入ることを想定し、出入り口にはタイルの踏み込みを設け、机に向かうスペースは靴を脱ぐため、段差を設けた。

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世の男性陣のあこがれ、オトコの城。わくわくするようなロマンがありますね。

最後に、皆様お困りになる質問なのですが、この家にタイトルをつけるとしたら?

(奥様)
難しいですねー。笑。
でも、こういった広々とした場所、平屋に住むことが夢だったので、
ベタにあこがれの平屋生活、とかで良いかな。
(旦那様)
くどいようだけど、僕らはとにかくこの家の建築模型のカッコ良さにシビレた。
そのままカッコ良い姿の家になったので、カッコ良い家。笑。

笑。それではこの家は、あこがれの平屋、しかもカッコ良い、という感じでいきましょ。
本日は、おいしいコーヒーをご馳走様でした。
また、紅葉のころにお邪魔したいですね。
ありがとうございました。

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夜分遅くまで、長時間お邪魔しました。。

廿日市市 佐伯町S邸