ラス板貼り@事務所

建築家のひとりごと 2025.11.14

なんか、同じアングルでの写真ばかり撮ってますけど
ここを向くのが一番快いので、ご容赦を。
さて
サッシがとりついてから
微妙に、景色がかわってます。
それは
外壁に、

こんな感じで木の板が貼られてるとこ。
この木の板、ラス板って呼びます。

これは、今後モルタルを塗ってく下地になります。

大工さんが、きれいにぴっちり
外壁すべての面に貼ってきます。

ポイントはですね、
ラス板と躯体(柱とか)の間に、
すきまがあいてるとこ。
このスキマをわざわざ作るために、縦方向に通気胴縁とよばれる部材を仕込んでいます

このスキマを通気層と呼びます。
通気層は、その名の通り、空気が流れるスペースになるんですけど
もうひとつ大切な機能をもってます

それは、今後このラス板の上に施工されていくモルタル〜塗装面を
くぐりぬけて侵入してきた
雨水、
その雨水の通り道にもなるということ。

実は
この通気層がとられてるかどうかで、
雨漏りのリスクが大きく変わってくるんです。