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BLOG 2021.04.06
ファサードを決定付ける木製格子@大野浦の家-M
http://asahi-koumuten.com/blog/27648.html
照明機器を紹介した際、
注目のポイントとして伏線を張っていた箇所。
ここに、木製格子を取り付けます。
ひとことで取り付ける、と言っても
当たり前ですが、既製品は存在しません。
じゃあ誰がつくるか。
大工しかいませんね。もちろん、家具屋さんとか建具屋さんとかでも出来るかもですが
この家をつくった棟梁に、最後の最後の仕上げまで手を掛けていただくことの
意味は、大いにあるでしょう。
実はこの仕事、最初は粗加工については
プレカットをお願いしようと思っていました。
一度は見積りに出してみたんですが
ちょっと要求が繊細すぎて、木材が折れてしまうかも、と言われたんですね。
なんで、最初っから大工さんにお願いすることにしました。
そのオシゴトの様子は、こんな感じです。
以前より何度もご説明させていただいていますが
部材を作る仕事(キザミ)、というのが本来の大工の仕事の肝です。
よく例に出すんですが、プラモデルというものは基本的に
部材(パーツ)が出来上がっていて、それを組み立てるだけですよね。
それって、そんなに難しいことではないと思うんです。
ただ、
じゃぁそのパーツ自体を作ってください、と言われたら
途端めちゃくちゃハードル上がりますよね。
多分、樹脂であればまずは金型から作っていくことになると思います。
金型作ろうと思ったら
技術/ノウハウが必要で、素人にはまず無理でしょう。
パーツから作ることが出来る、っていうのがプロの大工です。
ここまで来ると、先日紹介した伏線(照明機器)とのつながりについて
ピンとこられた方もいらっしゃるかもですね。
仕上がりについては、次回お披露目。