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BLOG 2020.01.18

サロンドデッキ@串戸の家

串戸の家では、大工の最後の仕事である
2Fリビングからつながるルーフバルコニー上のウッドデッキ製作に入っています。
このルーフバルコニーですが2/3は大屋根がかかります。
ただやはり残りの屋根が掛からない1/3以上は雨にぬれるという事で
この度は耐久性に配慮し
デッキ材には、人工木を採用しました。
サンワカンパニーさんのサロンドデッキプレミアムという商品。
60%が木製、残りが樹脂等で出来ています。
https://www.sanwacompany.co.jp/shop/series/S0218/
 
また、デッキ材の下地として米松に防腐剤加圧注入処理を特別に施したものを使用しています。
この加工は、廿日市のザイエンスさんという会社にやっていただいています。
どんなに、デッキ材(目にみえる部分)に耐久性のある材料を使用しても
それを受ける下地が、先に腐ってしまっては意味がありません。
 
IMG_1218
 
この商品ならではの色である、グレーをチョイスしました。
ウッドデッキ材の施工方法(デッキと下地をつなぐ)としては通常
 
1デッキの上部から下地材に向けてビスを打ってやる方法
2専用の固定金物を使用する方法
があります。
 
1は、施工が容易、コスト安
2は、ビス頭が外観上見えない、コスト高
という特徴があります。
しかし、コストに余裕があるのであれば必ず2が良い、ということにはなりません。
少し専門的なお話になりますが
2は、デッキ材間の目地幅が決まってしまうことで
設計の自由度が低いといえます。
ので、施工方法の選択は材料選択と同様に
ケースバイケースで検討が必要です。
 
ただ、2は、ビス打ちによりデッキ材を傷めないので
1よりもデッキ材自体の耐久性向上寄与には期待できますね。
 
IMG_1222
サロンドデッキ断面、と固定金物。