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BLOG 2022.08.15

日本家屋とは、、。

昨日ご来社された新規のお客様に
色々こちらから話をさせていただく機会がありました・
打ち合わせの〆に、何かご質問等ありますか?
と尋ねると奥様の方から「日本家屋をやられるのですか?(得意ですか?」
という質問を受けました。
 
正直、どういった意図でご質問をされたのか
理解した自信はありません。
初めてそういった質問を受けたので一瞬混乱してしまいました。
 
言葉通り受け取れば、日本家屋(日本の住宅)は時代とともにスタイルが変わるものですから
住宅建築に携わっている以上、「得意です」という回答以外ないのですが
それは文脈に沿ってはいないでしょう。
おそらく、昔ながらの田舎の家、という感じのスタイルを
「日本家屋」と表現されたのだと思います。
 
さて、
伝統的な日本の住宅、、=日本家屋の定義とは??を考えてみましょう。
色々あるとは思いますが、
一言で言うとパッシブデザインをとっているかどうかじゃないですかね。
パッシブデザインとは、
設備(機械等)にたよらない設計手法です。
昔は、当たり前ですがエアコンや扇風機すらなかったわけですから
昔から脈々と
現代に受け継がれている(生き残っている)デザインは、必然的にパッシブデザインと呼ぶことのできるものが多いでしょう。
それでは、
パッシブデザインの具体例とは。
これも色々ありますが、
もっとも特徴的なもの、わかりやすいものは
「深いひさし」ではないでしょうか。
 
とある知り合いが、
昨今トレンドの軒のない家を指して「これは家とは呼べない!」。とおっしゃったことがあります。。
これは、あまりに偏向的な表現ですが
伝統的なデザイン手法ではない、とは言えるでしょう。
現実には、敷地条件や法令によって
屋根が出せないことは多々あり、そういった条件に則ってより良いデザインを行うのが私どもの仕事です。
もっと言えば、軒を出すことよりも大切な要件は
家づくりにはいくらでもあると思います・
 
前置きでした。
深いひさし、、大野中央の家ーoも
良い感じの深いひさしが肝となっています。
 
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IMG_0926
 
深いひさしを持つこの家を、伝統的な日本家屋と呼ぶかどうかは
人それぞれでしょう。
さて
皆さんはどのように感じられるでしょうか?