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BLOG 2023.12.14
mikiri@永原の家
これは建築業界用語ですが、「見切り」というものがあります・
見切り材ってのは、違う材料同士がぶつからないように
その材料と材料の間に入れるものなんですが、
そこの処理方法に、設計者とか、ハウスメーカーとかの
オリジナリティが結構あらわれるんですっていう話を何度か今までしてきました。
非常に細かい、ディテールの話なんですが
他社の現場なんか見学する時には興味を持って見てしまうところだったりします。
例えば、巾木(はばき)も
見切り材の一種と言えます。
↑
この場合、巾木は
壁のビニルクロス、壁のタイル、
床の木製フローリング 同士が直接ぶつからないよう
間に見切り材として機能しています。
巾木の場合、その見切るという機能に加えて
壁の保護材(掃除機とかが壁にぶつかることを防ぐ)としても活躍しますが
一義的には
見切るという役割を持っています。
さてさて、この見切り材
冒頭申し上げたよう、オリジナリティというものが顕著なんで、、
永原の家で、その一部をご紹介。
LDKの床(木製フローリング)と脱衣室の床(ビニルシート)の
見切り箇所。
これは、結構ずーっと共通でやってて
このblogでも何回か紹介してますんで、
定番パターンです。
通常、
建具のオプション材料(樹脂製or木製)を使うことが一般的ですが、
うちでは、見切り材に金属のフラットバー(平板)を使っています。
他には、、
壁と天井がぶつかるところですね。
ここ、材料としては壁も天井もビニルクロスなんですが
ここの出隅(ですみ、角ですね)には
見切り材があった方が、カッコ良いと思っています。
なんでカッコ良いかはというと、見切りを入れたほうが
線がピシーッとキレイに出るから。
なんで、ここにも
金属の見切り材を使用しています。
↓
こんな感じで、仕上がってしまうと
きっと
誰も、何も思わなくなってしまいますよね。
続く。