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BLOG 2021.07.06
ガラスに注目。@地御前の家-O
地御前の家、ファサードの目となる2Fリビングの連窓です。
上げ下げ窓のガラスが4枚ありますが、
今にも降り出しそうな曇天を映しています。
この窓ガラス、ミラーガラスのようにみえますが
実は単なる透明ガラスではなくて、LOW-Eフィルムというフィルム加工がしてあるので
こういった感じに見えるんです。
サッシの窓ガラス(に貼ってあるフィルム)について話し出すといろいろありますが、
どういったものにするか
検討の起点としては日射熱を取り入れたいか、それとも防ぎたいか、ということから始まることが多いですか。
地御前の家の場合、西側前面道路という配置で顔を西に向けます
よって、このケースはあまり迷うことなく遮熱が欲しいですかね。(西日対策)
したがって、ここのガラスには遮熱タイプのフィルムが貼ってあります。
サッシメーカーによって見え方が微妙に違いますが
リクシルの場合若干緑掛かった感じですかね。日射取得タイプのものはもっと透明な感じなんで
外から見てもフィルムの結構種類が分かります。
以前より常々申し上げていますよう、開口部を考えることは、建物を考えることといっても全く過言ではありません。
なので
外から窓ガラスを眺めるだけでも、
大きさ、配置、形状から
方位はもちろんのこと、設計者の意図や思い、施主の思いなんかを
想像してみたりすることができて楽しいかもしれません。
フィルムの種類は、その一例ですね。