BLOG 2021.09.29

それぞれの流儀＠宮内の家-K

大工によって、
仕事のやり方ってのがあります。
それは、旭工務店の現場のやり方っていうのとは意味が違います。
 
もちろん、ゴールについては明確に旭工務店が設定しますが
そこに向かう方法は
（出来るだけ）
大工それぞれのやり方に任せたいと思っています。
いろんな大工が、実にいろんなやり方をもっています。
 
で、今日ご紹介するのは
宮内の家でのこの光景。
 

 
マークしてあるところ、何か引っ掛けてありますよね。
 

拡大。
 
これ先日大野の家でも紹介したとこですが
↓
http://asahi-koumuten.com/blog/28809.html
 
柱の足元と頭に取り付ける金物です。
 
こういった金物、立つ場所や
負担する力に応じて、種類を選定しているわけですが
原則、すべての柱には足元、頭ともに必ず金物が取り付きます。
 
つまりですね、この家には８０本を越える柱があるわけですが
すべての柱に
取り付ける予定の金物を、こういったカタチであらかじめ配っているわけです。
 

 
この大工いわく、
間違えたり抜けがあったら結局時間掛かるんで
自分的には、これが正解！とのこと。
 
まぁはたから見る分にもキレイで気持ち良いですよね。
こういうのって
大工が、自分の現場に誇りをもってるって感じしません？
丁寧。
 
ただ、残念ながら
誰の目にもふれないことがほとんど。
せっかくなんで
しっかりこちらでご紹介しときましょ、というお話でした。